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Windows セットアップ:MBR または GPT パーティション スタイルを使用したインストール
- [アーティクル]
- 11/16/2022
この記事の内容
Windows セットアップを使用して UEFI ベースの PC に Windows をインストールする場合は、UEFI モードまたは従来の BIOS 互換モードをサポートするようにハード ドライブのパーティション スタイルを設定する必要があります。
たとえば、Windows cannot be installed to this disk. The selected disk is not of the GPT partition style というエラー メッセージが表示された場合、これは、PC が UEFI モードで起動されているのに、ハード ドライブが UEFI モード用に構成されていないことが原因です。 いくつかのオプションがあります。
従来の BIOS 互換モードで PC を再起動します。 このオプションを使用すると、既存のパーティション スタイルを保持できます。 詳しくは、「 UEFI モードまたは従来の BIOS モードでの起動」をご覧ください。
GPT パーティション スタイルを使用して、UEFI 用にドライブを構成します。 このオプションを使用すると、PC の UEFI ファームウェア機能を使用できます。
MBR2GPT ツールを使用して、データを保持し、ドライブを変換できます。または以下の手順に従って、ドライブを再フォーマットすることもできます。 再フォーマットを行うと、ドライブ上のすべてのデータが消去されます。
ドライブを変換する理由
多くの PC では BIOS の UEFI バージョンを使用できるようになり、これにより、起動やシャットダウンにかかる時間が削減され、追加のセキュリティ上の利点を得られます。 UEFI モードで PC を起動するには、GPT ドライブ形式を使用してフォーマットされたドライブを使用する必要があります。
多くの PC は UEFI を使用できるようになっていますが、従来のバージョンの BIOS を使用するように設定された互換性サポート モジュール (CSM) も含まれています。 このバージョンの BIOS は、1970 年代に開発され、さまざまな古い装置やネットワーク構成との互換性を備えており、MBR ドライブ形式を使用するドライブが必要です。
ただし、基本的な MBR ドライブ形式では、4 TB を超えるドライブはサポートされません。 4 つ以上のパーティションを設定することも困難です。 GPT ドライブ形式では、4 テラバイト (TB) を超えるドライブを設定でき、必要なだけの数のパーティションを簡単に設定できます。
別のパーティション スタイルを使用してドライブを再フォーマットする
Windows セットアップを使用してドライブをワイプして変換する
PC をオフにし、Windows インストール USB キーまたは DVD を配置します。
UEFI モードで、USB キーまたは DVD に対して PC を起動します。 詳しくは、「 UEFI モードまたは従来の BIOS モードでの起動」をご覧ください。
Windows セットアップで、インストールの種類を選択する場合は、[カスタム] を選択します。
[Windows のインストール場所を選んでください] 画面で、Windows をインストールするドライブ上の各パーティションを選択し、[削除] を選択します。 ドライブには、単一の未割り当て領域が表示されます。
注意事項
PC に複数のドライブがある場合は、適切なドライブ上のパーティションを削除していることを確認してください。
未割り当て領域を選択し、[次へ] をクリックします。 Windows により PC が UEFI モードで起動されたことが検出され、GPT ドライブ形式を使用してドライブがフォーマットされ、インストールが開始されます。
ドライブを手動でワイプして GPT に変換するには
PC をオフにし、Windows インストール DVD または USB キーを配置します。
UEFI モードで、DVD または USB キーに対して PC を起動します。 詳しくは、「 UEFI モードまたは従来の BIOS モードでの起動」をご覧ください。
Windows セットアップ内から、Shift + F10 を押して、コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
diskpart ツールを開きます。
diskpart再フォーマットするドライブを指定します。
list diskドライブを選択し、次のように再フォーマットします。
select disk <disk number> clean convert gpt exitコマンド プロンプト ウィンドウを閉じます。
Windows セットアップのインストールを続行します。
インストールの種類を選択する場合は、[カスタム] を選択します。 ドライブは、単一の未割り当て領域として表示されます。
未割り当て領域を選択し、[次へ] をクリックします。 Windows によりインストールが開始されます。
Windows セットアップが正しいファームウェア モードで起動していることを確認する
このプロセスを自動化するには、Windows PE から Windows セットアップを実行し、Windows をインストールする前にスクリプトを使用して、使用しているモードを検出する必要があります。 詳細については、WinPE: UEFI モードまたはレガシ BIOS モードでのブートに関する記事を参照してください。
UEFI モードまたは従来の BIOS モードの起動
更新履歴 [ 全て表示戻す ]
2016.12.03: DISKPART実行時の手順に注意文を追記
2016.09.06: UEFIマザーにMBR形式でOSインストールするケースが抜け落ちていた。補足追記。
Windowsをクリーンインストールしてる時、以下の画面から先に進めなくて困っているに向けた対処法ページです。
問題発生時の画面
▲クリックで拡大
エラーメッセージ例
ドライブX パーティションX にWindowsをインストールすることはできません
このディスクにWindowsをインストールすることはできません
EFIシステムでは、GPTディスクのみにWindowsをインストールできます。
などなど。
基本的な対処方法
- 「削除」ボタンを押して既存のパーティションを全て削除し、
- 「新規」ボタンで新しくCドライブを作成する
以上の手順でWindowsがインストール可能になります。
(詳しい手順は前ページで解説済)
(以前のデータはすべて消えるので、必要であれば事前にバックアップを取る)
まだインストール可能な状態にならない場合
まず、旧BIOSマザーとUEFIマザーでは、インストール用ドライブの形式が全く違う事を理解しましょう。また、UEFI/GPTでWindowsをインストールするには、HDD/SSDのボリューム (パーティション) 設定に色々お約束があります。
UEFIマザーの場合の注意点
インストールDVDのブート方法にも注意しましょう。
UEFI BIOSのブート設定画面
▲クリックで拡大
- インストールDVDをUEFIブートした場合のみ、Windowsは GPT形式でインストールされます。
- DVDを旧BIOS互換ブートした場合、Windows は MBR形式でインストールされます。
以下、失敗の原因と具体的な手順の紹介です。
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失敗の原因
注意:
UEFIマザーで「DVDを旧BIOS互換ブートした場合」でも、便宜上「旧BIOS」と記載している箇所があります。UEFIマザー
+ MBR でインストールしたい場合は、以下の情報を適時読み替える必要があります。
- 新品のHDD/SSDではない。
- UEFIマザーで DVD を UEFIブートした場合、
- Windows上で GPTフォーマットしてはいけない。
- システム用のHDD/SSDはGPT形式でフォーマットする。
- 旧従来のMBR形式のDiskにはインストールできない。
- 過去にデータ用ドライブとしてフォーマットした場合、インストールメディアなどWinRE環境から初期化しなければインストール用のドライブとして使えない
- 別PCでフォーマットしたDiskはインストールに使えない場合がある。
- Windows上で GPTフォーマットしてはいけない。
- 旧BIOSマザーの場合/UEFIマザーでDVDを旧BIOSブートした場合
- システム用のHDD/SSDはMBR形式でフォーマットする。
- GPT形式のHDD/SSDにはインストールできない。
- 以前のOSのシステムファイルが残っている
- 以前そのディスクをダイナミックディスクとして使っていた。
- GPTフォーマットする際、一定の作法に従わず、我流でパーティションを切っている
特殊な形式のDiskの場合や、MBRとGPTディスクを取り間違えた場合、上記の手順ではパーティションを削除できなかったり、見えないシステムファイルが残ってしまい、正常にWindowsをインストールできない場合があります。
そういう場合は、コマンドプロンプト上からDISKPARTコマンドを使ってHDD/SSDを完全にクリアな状態にします。
DISKPARTを使った対処方法
以下の手順を、インストールメディアやシステム修復ディスク、回復ドライブなどから行います。(起動したWindows上から実行しない)
先ほどの画面で、Shiftキー と F10 キーを同時押しします。
▲クリックで拡大
コマンドプロンプトが起動します。
注意: インストールメディアのコマンドプロンプトを使いましょう。
コマンドプロンプト上で、以下のコマンドを入力します
▲クリックで拡大
diskpart ・・・・DISK管理ツールのDISKPART起動
list disk ・・・・接続されたディスクをリスト表示(目的のディスクの番号確認)
select disk 0 ・・・・※目的のDiskが ディスク0の場合(自身の環境に合わせる)
clean ・・・・ディスクをクリーンな状態にする
convert gpt ・・・・ディスクをGPT形式に変換する ※UEFIブートの場合
convert mbr ・・・・ディスクをMBR形式に変換する ※旧BIOSの場合/UEFIで旧BIOSブートした場合
exit ・・・・DISKPARTを終了させる
注意
- Windows 上のコマンドプロンプトでの操作はできるだけ避ける。
インストールメディアのコマンドプロンプトで操作する。 - この段階でフォーマットしない。
- Windows上のコマンドプロンプトで操作する場合、GPTインストールの場合でもMBR形式でDISKPARTする。そしてフォーマットは絶対に行わない。
- 他社製クローンツールを使う場合なども、MBR形式でDISKPARTするケースがあります。
ここまで実行したら、コマンドプロンプトは「X」印で終了させてOKです。
「最新の情報に更新」をクリックします
▲クリックで拡大
ディスクの状態がまっさらになり、インストール可能な状態になっています。
インストールするパーティションを作成しましょう。
▲クリックで拡大
Cドライブ (必要ならばDドライブ)のパーティションを作成すればOKです。
システムパーティションは自動で生成されます。
あとは、「対処方法1」の手順でパーティションを作成していけばOKです。
対処終了後
ようやくインストールできる状態になりました。
▲クリックで拡大
※画像はUEFIマザーでGPT形式でインストールする場合のものです。
最後に注意
最近のWindowsでは、システム、回復、予約、MSRパーティションなどが自動的に作成される場合があります。これらをユーザーが勝手に削除してはいけません。
再びWindowsをインストール出来ない状態になるか、もしくはインストール終了後に予期せぬ不具合の原因になります。
これでWindowsのインストールが先に進める状態になっているはずです。