監修者は「選び方」について監修をおこなっています。 ランキングに掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではなく、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど各ECサイトの売れ筋ランキング (2022年11月24日) をもとにして編集部独自に順位付けをしました。 Show
ポータブルヘッドホンアンプの効果とは?そもそもアンプとは、音の出力を上げるためのものです。本来コンセントから電源を取っているスピーカーは電力の供給も十分なのでアンプが必要になることは少ないのですが、ポータブルプレーヤーは省エネを重視しているため単独では性能を発揮しきれていないケースも珍しくありません。 とくに電気抵抗の大きい高性能なヘッドホンを使用するとその音量差は顕著で、直接プレーヤーと繋いでもいまいち音質の差が感じられないことも。どころか、音が小さくてもまともに使えない可能性さえあります。そこで活躍するのがポータブルヘッドホンアンプです。 ただここで勘違いしてはいけないのが、ポータブルヘッドホンアンプは基本的に「音声出力を増やす」ものであって、「音質を向上する」ものではないということ。使っているヘッドホン次第ではかえってノイズが目立ってしまう可能性もありますので、念のため注意しておきましょう。 ポータブルヘッドホンアンプの選び方ポータブルヘッドホンアンプを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「7つのポイント」をご紹介します。 ① バッテリー?電池?給電方式から選ぶポータブルヘッドホンアンプは、内部の構造や駆動する方法によって大きく3つに分かれています。駆動方法ごとに特徴があるので、選ぶ際には事前にどの種類が自分に適しているか確認しておきましょう。 充電して何度でも使える「リチウムイオン電池式」スマートフォンやタブレットなどのバッテリーに使われている電池です。充電ケーブルによって電池を充電し使用していくタイプで、バッテリーの容量によって駆動時間が異なります。充電の頻度が高くなればなるほど電池が劣化しますので、購入前はバッテリー交換が可能かどうかも確認しましょう。 交換すればいつでも使える、駆動時間が長い「乾電池式」乾電池をポータブルヘッドホンアンプに入れるタイプで、機種によって使用可能な電池が変わります。バッテリー交換を気にしなくてもいいですが、電池が切れたときも考えて、持ち運びの際は予備の電池も持つ必要があります。 乾電池式は駆動時間が乾電池の容量に合わせて異なりますが、リチウムイオン電池とは違い駆動時間が長いことが特徴です。頻繁に音楽を聞く人にとっては、充電する手間も省けるため乾電池式を選ぶといいでしょう。 スマホやタブレットなど携帯端末から供給する「給電式」スマートフォンやタブレットなどから電源を供給するタイプ。音楽プレーヤーとしてスマートフォンを使用している場合は電池の減り具合が早いため、供給先の機器の充電の残量に注意が必要です。 常に供給先となる機器の充電を気にしないといけませんが、スマートフォンなどの端末用モバイルバッテリーさえあれば使うことができるので、普段からモバイルバッテリーを持ち歩いている人ならばかえって手間が省けるタイプともいえます。 ② 使用する頻度に合わせて駆動時間を確認毎日音楽を聞くことが多い人は、ポータブルヘッドホンアンプの駆動時間も長いものをおすすめします。 駆動時間が短ければ、リチウムイオン電池や給電式の場合毎日充電しなければならず、手間がかかります。うっかり充電を忘れてしまって、次の日に電池残量がなくなり聴けなくなってしまった、ということにならないように、駆動時間が長いポータブルヘッドホンアンプを選びましょう。 ③ 用途に合わせた重量・サイズで選ぶポータブルヘッドホンアンプの重量は大体100g~200g程度のものが一般的ですが、なかにはコンパクトサイズで100gを切る商品もあります。大きなものでもポケットや鞄にすっぽり入るものがほとんどですが、通勤・通学などで毎日使用するという人はできるだけ小さいサイズを選んだほうが使い勝手が良いでしょう。 ただ小さいサイズのポータブルヘッドホンアンプは持ち運びに便利ですが、リチウムイオン電池などが使用されていると毎日充電する必要があり、充電の頻度が高くなります。音質や機能も大きいサイズより劣ってしまいます。反対に大きいサイズの場合、小さいサイズより重量がありますが、電池の持ち・音質・機能が優れていることも多いです。音楽を聴く頻度や場面に応じて選びましょう。 ④ 音を出力する接続方式を確認する音楽プレーヤーは、製品によって音を出力する方式が違います。音楽プレーヤーにあった入力インターフェイスを持つポータブルヘッドホンアンプを選ぶことが基本となりますので、ここでは2つの接続方式をご紹介します。 手軽だが音質向上が期待できない「アナログ接続」オーディオ接続の基本となるのがアナログステレオです。イヤホンやヘッドホンで聞くために必要なヘッドホン端子(アナログステレオ/ミニジャック)は、携帯型の音楽プレーヤーであれば必ず備わっています。ポータブルヘッドホンアンプも、アナログステレオ入力端子がほとんどの製品に備わっています。 アナログステレオはどのような音楽プレーヤーでも組み合わせることができるため、気軽に使用することができるメリットがありますが、音楽プレーヤーの音質をアンプによってアナログ音声に変換するため、ポータブルヘッドホンアンプを使用しても音質向上はさほど期待ができないデメリットもあります。 変換ケーブルを使い劣化を防ぐ「デジタル接続」音楽プレーヤーにUSBなどのデジタル出力端子がある場合は、DAC内蔵のポータブルヘッドホンアンプを選ぶことで、デジタル接続で音楽を聞くことが可能です。デジタル接続はCDやハイレゾといった高音質な伝送も可能で、さらにデジタルからアナログへの変換もポータブルヘッドホンアンプ側で処理をすることになるので、より音質の劣化を防げます。 ものによっては商品付属の変換ケーブルで音楽プレーヤーとデジタル接続することもできますが、変換ケーブルがない場合、音楽プレーヤーの機器がポータブルヘッドホンアンプに対応する変換ケーブルを別途購入する必要があります。 またそもそも音楽プレーヤーにデジタル出力端子がなければ利用することができないので、選ぶ前にプレーヤー側の対応状況も確認しておきましょう。 ⑤ イヤホン・ヘッドホンとの相性も重要冒頭でも少し触れた通り、ポータブルヘッドホンアンプはそもそも音を増幅するためのものなので、元が悪ければどんなに増幅しても音質は向上しません。イヤホンやヘッドホンそのものの性能によって、ポータブルヘッドホンアンプの効果も変化します。 ちなみにノイズの増幅が気になる場合は、イヤホン・ヘッドホン側に「ノイズキャンセリング機能」があるとより純粋な音質を楽しみやすいですよ。ポータブルヘッドホンアンプとあわせてイヤホンやヘッドホンも新調したいという人は、下記記事もぜひ参考にしてください。 ⑥ ハイレゾ音源に対応しているか音をより高音質で楽しむことができるハイレゾ音源。ハイレゾ音源は従来のCDで出すことができなかった音域や音の量を最大限に出し、原音に近い音質を実現できます。普段からハイレゾ音源を聞くことの多い人はもちろん、より原音に近いサウンドを楽しみたい人はポタアンもハイレゾ対応のものを選びましょう。 なおイヤホン・ヘッドホン側もハイレゾに対応していなければ当然ハイレゾ音源をダイレクトに聞くことはできませんので、興味のある人は下記事からあわせてチェックしてみてください。 ⑦ 予算を決めて選ぶポータブルヘッドホンアンプは、価格差と音質がイコールになる傾向が強いですが、機能や性能により価格帯もさまざまです。ここでは予算に応じて選ぶポイントを解説します。 10,000円未満:気軽に楽しめる入門機としておすすめ10,000円未満の商品は、気軽に音質の変化を楽しむことができる入門機としておすすめです。アナログ接続タイプがほとんどなので本格的に高音質を楽しみたい人には物足りないレベルですが、音域を切り替えるスイッチなどポタアンの使用感を試すには悪くありません。 10,000円~30,000円:ワンランク上の音質を楽しみたい人へ10,000円~30,000円の価格帯の商品は、音をより高音質で出力するデジタル接続に対応しているものが多いです。もともとハイレゾ音源に対応していないiPhoneやスマートフォンでも、ポータブルヘッドホンアンプを併用することで高音質を楽しむことができます。アナログ接続では物足りないという人は、ワンランク上の音質を試してみましょう。 30,000円~:音質の違いがはっきりと感じられる上位モデル30,000円以上の商品は上位クラスのモデルとなるため、デジタル接続やハイレゾ音源対応を押さえながらも、テレビやノートパソコンといった各種機器との接続ができるよう備わっている出力端子も豊富。出力パワーの調整や低音の強調など音を整える機能も多く、とにかく音質にこだわる人ならば1度は試していただきたい価格帯です。 人気のポータブルヘッドホンアンプをランキング形式で紹介します。なおランキングは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど各ECサイトの売れ筋ランキング(2022年11月24日時点)をもとにして編集部独自に順位付けをしました。 ランキングの並び替え
エミライFiiOバランス出力付きHiFi BluetoothアンプFIOBTR3KB11,041円 主要なコーデックに対応。Bluetoothでも高音質で楽しめるDACとアンプを左右独立で2基搭載しており、ノイズと歪みの低減に加え高出力が期待できます。AAC・SBC・atpX・LDACなどの主要なオーディオフォーマットに対応し、Bluetoothでも高音質を実現。3.5mmシングルエンド・2.5mmバランス出力端子がついているので、クリアなサウンドで音楽を楽しめます。 Bluetoothでも高音質で音楽を楽しみたい人におすすめです。
全部見る ラディウスハイレゾ対応 小型ポータブルDACアンプRK-DA50CK4,752円 ハイレゾ再生可能。音質とコンパクトさを両立したアンプQualcomm社製の高品質なオーディオDACを搭載し、消費電流を抑えつつ高音質を実現。ハイレゾ再生が可能で、Spotifyなどのストリーミングサービスも高音質で楽しめるでしょう。専用アプリNePLAYERを使えば、ハイレゾ再生に対応していないスマホでも同等の音質で聴くことができます。 持ち運びしやすいものをお探しの人にイチオシ。高音質なアンプが欲しい人にも適しています。
全部見る PALOVUEポータブル ヘッドホンアンプ7,999円 iPhoneの音源をハイレベルに3.5mmジャックへ変換Lightning端子から3.5mmジャックに変換できる、Apple製品向けです。ナイロン素材を編み込んだケーブルを採用して、断線のリスクを軽減しているのが特徴。専用アプリを活用すれば、最新バージョンのファームウェアにアップデートできるのも助かります。
全部見る オーディオテクニカaudio-technicaワイヤレスヘッドホンアンプATPHA55BT13,926円 高品質なDACとアンプ内蔵。ワイヤレスでも高音質!再現能力の高さに定評のあるESS社製のパーツをDACとアンプに使用し、ワイヤレスでも高音質を実現。余計な信号の干渉を防ぐために、ボディにはアルミニウムハウジングを採用しています。LDAC・aptX・AACなどのオーディオコーデック対応なので、Bluetoothでも高品質な音を楽しめるでしょう。 ワイヤレスで高品質の音を楽しみたい人は、チェックしてみてください。
全部見る IC−CONNECTAudirect Beam3PLUS Bluetooth 5.0 レシーバー/ヘッドフォンアンプBeam3PLUS22,000円 接続モードをワンステップで変えられるスマートフォン・PC・ゲーム機など、さまざまなデバイスに対応したESS Technology社製のDACチップを内蔵。レコーディング時の音質を再現する、MQAフォーマットでの再生も可能です。USB DACとBluetooth、2つの接続方法をキー1つで手軽に切り替えられるのも助かります。
全部見る ラディウスヘッドホンアンプ ALLCH81K15,840円 Apple Musicで配信されているハイレゾ音源に特化Apple Musicのハイレゾ音源を存分に楽しむために開発された、iOS専用の高音質DAC搭載モデルです。バスパワー駆動方式の採用により、デバイスにつなぐだけで充電せずに使用可能。DACチップ部にアドバンスドマルチビット方式を取り入れ、S/N比の向上も実現しています。
全部見る デジタル音源を再生するならコレ!落ち着いたブルーカラーが印象的。ハイレゾ音源が聴けるだけでなく、クロックシステムによりデジタル歪みを消し、十分なバランス出力が期待できます。ゲインの切り替えをONにすれば、ヘッドホンのインピーダンスと感度を合わせられ、低域レスポンスを音源から取り戻して正確に再現できるでしょう。 デジタル音源の高音質化をしたい人にうってつけです。
全部見る ShanlingSHANLING ヘッドホンアンプUA212,760円 コンパクトかつ高出力にハイレゾ音源を楽しむ長さ54mmで幅18mmのコンパクトサイズながら、最大で195mWの高出力を実現したハイレゾ対応モデル。LDOレギュレータ回路を実装しており、無音時のノイズも軽減します。ハイエンドクラスのイヤホンもつなげられるように、バランス接続用の2.5mm端子が搭載されているのも注目点です。
全部見る エミライFiiOFiiO ポータブルヘッドホンアンプ FIO-Q3-202129,800円 新型DACチップや低ノイズアンプを搭載歪みやノイズを抑えて伝送可能な、THX AAAアンプ回路を実装した2021年発売モデルです。新世代DACのAK4462チップを搭載し、高音質なデジタル音源の変換を実現しています。同メーカーの上位タイプと同じUSBインターフェースである、XUF208を採用しているのもうれしいポイントです。
全部見る LiNKFORHIFI ポータブルヘッドホンアンプ2,799円 低価格で高音質化できるコスパの高いアンプリーズナブルな価格で、スマホ・PCなどのサウンドを高音質化できます。耐熱性に優れ、信号の干渉の低減が期待できるアルミニウム製のボディを採用。原音を忠実に再現するHi-Fiアンプ、インピーダンスは16〜300Ωまで幅広く対応しているので、さまざまなヘッドホンで使用可能です。 高音質化ができることはもちろん、お財布にやさしい商品をお探しの人は注目してみてください。
全部見る 短時間充電で最大30時間使用できるスマートフォンやゲーム機はもちろんカーステレオでも活用できる、小型で軽量なポータブルモデルです。ノイズリダクション機能を実装しているので、伝送時のノイズを抑制してハイファイサウンドを堪能できます。わずか30分の充電で最大30時間使用可能な、大容量リチウム電池を内蔵しているのもポイントです。
全部見る Topping ポータブルヘッドホンアンプNX4DSD19,000円 ハイレゾ規格を大きく上回る高音域が魅力フルアルミボディを採用したデザインがスタイリッシュな、ハイエンドクラスのポータブルアンプです。ハイレゾ対応機器規格を大幅に上回る高音域再生が可能なため、よりハイクオリティな音環境を楽しめます。本体部のつまみで、ゲインと低音をコントロールできるのもうれしいポイントです。
全部見る 毎日使うなら電池やバッテリーの用意も忘れずに今回はバッテリー・乾電池・給電方式と3種類のポータブルヘッドホンアンプをまとめてご紹介しましたが、使用頻度が高い場合は予備電源の用意が必須です。下記事ではそれぞれも充電式電池やモバイルバッテリーの選び方とおすすめ商品を紹介していますので、ぜひあわせて参考にしてみてください。 ポータブルヘッドホンアンプの売れ筋ランキングもチェック!なおご参考までに、ポータブルヘッドホンアンプのAmazonの売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。 記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がmybestに還元されることがあります。 各商品の紹介文は、メーカー・ECサイト等の内容を参照しております。 掲載されている情報は、mybestが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。 関連記事人気の記事
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アイフォンの最高音質は?「設定」アプリから「アクセシビリティ」を選択し、「オーディオ/ビジュアル」をタップ。 「バックグラウンドサウンド」をオンにすれるだけでBGMを流すことができる。 「サウンド」から雨や海、せせらぎの音などを選択できるので、好みのものを選ぼう。
Fiioq3のレビューは?デザインはシンプルで黒色で普通です。 音出しの印象としてはQ1より音が分厚く感じます。 バスブーストにしなくても低音域の響きが特に良く全体の情報量が増えてパワーアップしている気がします。 3.5mmアンバランスと2.5mmバランスのQ1に対して4.4mmバランスが加わり出力ポートは3種となり充実しました。
ポータブルアンプの原理は?ポータブルアンプ(ポタアン)とは
バッテリーは充電式がほとんどですが、スマートフォンの普及にともないスマートフォン内部のバッテリーから給電することで充電が不必要。 プレイヤーから直接デジタル信号を入力しポタアン内部でアナログ信号へ変換し、高音質を楽しめるタイプの製品も少しずつ増加しています。
ポタアンの種類は?ポタアンの給電方式は主に、乾電池式・充電式・外部給電式の3種類にわかれます。 乾電池式は、市販の乾電池を入れて駆動するタイプのポタアン。 充電する必要がなく、充電タイプに比べて駆動時間が長いことのが特徴です。 ただし、乾電池を買い続けなくてはならない為、面倒でコスパも悪いというデメリットがあります。
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