デバイスをカーステレオに接続する方法をご案内します。 Show
CarPlay を使って接続する一部の対応車種では、CarPlay を使って、車中でも iPhone を安全に、スマートに使いこなせます。CarPlay を使えば、運転中に iPhone でやれたらいいなと思うことが、車載ディスプレイでそのまま操作できるようになります。 まず、CarPlay に対応した国や地域にいること、車が CarPlay に対応していることを確認してください。 USB ポートを使って CarPlay に対応する車種なら、iPhone を車またはカーステレオの USB ポートに接続してください。この USB ポートには、CarPlay アイコンやスマートフォンアイコンのラベルが付いている場合があります。 車がワイヤレスの CarPlay に対応している場合は、ハンドルの音声コマンドボタンを長押しして、CarPlay を設定します。または、車がワイヤレスモードまたは Bluetooth ペアリングモードになっているか確認してから、iPhone で、「設定」>「一般」>「CarPlay」>「利用可能な車」の順に選択し、ご利用の車を選択します。詳しくは、ご利用の車の取扱説明書を参照してください。 CarPlay について詳しくはこちら、CarPlay の設定方法と使い方についてはこちらの記事を参照してください。 iPad および iPod touch は CarPlay に対応していません。 Bluetooth を使って接続する
それでも接続できない場合は、Apple サポートにお問い合わせください。 USB 再生機能を使って接続する
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なんてものは不要で、ワイヤレスでケーブル不要、スマートに音楽を聴くことができます。 具体的には、
とか実はかなり便利な使い方ができます。 また、iPhone 7以降やギャラクシーS20/Note 10以降などの機種は、従来Bluetooth以外にも使えた音楽の出力方法 AUXジャック(アナログイヤホンジャック)非対応になりました。 世の中のAUX接続非対応(イヤホンジャック廃止)の流れを受け、Bluetoothの活用は今後さらに広がっていきます。 便利な反面、多少複雑で様々なトラブルもあるBluetoothですが、この記事を読んでいただくことで、Bluetoothをスマートに使いこなす技が身につき、Bluetoothでありがちな失敗を防ぐことができます。 私は10年以上、カーナビなどBluetooth製品の開発を行う技術者をしておりますが、ここでは専門家の視点からだけでなく、実際に自分でBluetoothを使ってきた日常の実体験からも、「車でBluetooth接続する時に知っておくと役立つ注意点・ポイント(以下4点)」について詳しく書かせていただきます。
また、Bluetoothに非対応のカーナビでも、実は簡単にBluetoothが使える対処方法・裏技もありますので、合わせて紹介させていただきます。 Bluetoothについてある程度は知っているので、すぐに車でBluetoothを利用する場合の注意点・使いこなしノウハウを知りたい場合はこちら(ページ内リンク)からどうぞ。 目次
PR Bluetooth(ブルートゥース)とは?車でBluetoothを使う場合の注意点を説明させていただく前にそもそも、
について簡単に説明させていただきます。 Bluetoothは無線通信技術の1つBluetooth(ブルートゥース)とは、一言で言うとWi-Fi(ワイファイ)などと同じ無線通信技術の規格の1つです。 iPhoneやアンドロイドスマホ・タブレット・音楽プレーヤー・イヤホン・ポータブルスピーカー・腕時計・リモコン・パソコン・カーナビ等の様々なBluetooth対応機器どうしをケーブルを使わずに無線でつなぐことができます。 ペアリングという初期設定を最初に1回行うだけで、2回目以降は対応機器どうしをケーブル無しで無線接続してデータのやりとりが行えます。 主にインターネットへの接続手段として使われるWi-Fiに対し、Bluetoothはスマホ・タブレット・音楽プレーヤー等とイヤホン・ポータブルスピーカー・カーナビ等の機器どうしの接続手段として使われるケースが多いです。 ちなみに、手持ちの機器どうしをケーブルで接続する代わりに無線で接続するだけなので、Bluetoothでどれだけ多くの通信量をやり取りしても通信料金等は発生しません。 スマホと共に普及したBluetooth実はBluetoothがこれほど普及したのは意外と最近で、まだスマホも少なかった10年以上前はBluetooth対応の携帯電話すらほとんど無い状況でした。 その当時はいわゆるガラケーにBluetoothドングルと呼ばれるアダプタをわざわざ取り付けてBluetoothを使うというのが主流でした。 しかし、Bluetoothドングルへの電源供給をケータイの内蔵バッテリーから行うためにすぐに充電がなくなり、実際はBluetoothが便利に使える状況ではありませんでした。 その後、iPhone・アンドロイドなどスマホの急激な普及に伴い、ほぼ全てのスマホがBluetoothに対応していったことから、スマホとその周辺機器との接続方法としてBluetoothの普及が急拡大していきます。 運転中スマホ禁止でさらに普及したBluetooth運転中のスマホ・ケータイ操作は法律で禁止されています。 この流れもあり、特に車の中でのハンズフリー電話・音楽接続におけるBluetooth利用がさらに急速に普及しました。 さらに、実際にBluetoothを使ってみることで、スマホをポケットやカバン入れたままでも遠隔操作できてしまうなど、あまりにも便利なことに気付くので、一度使ってみるとやめられなくなる人が多く、さらにBluetoothの普及を加速させています。 – 車/カーナビとBluetooth接続する準備車/カーナビとBluetooth接続する3つの方法車の中でカーナビ・カーオーディオにBluetooth接続するには以下3つの方法があります。
Bluetooth対応カーナビ/車へ直接接続スマホ側とカーナビ側の両方がBluetoothに対応している場合、下図のような接続方法を使います。 ここでは、最も一般的な上記接続図のような、スマホ側とカーナビ側を直接Bluetooth接続する場合を前提に説明を進めさせていただきます。 Bluetooth非対応カーナビ/車への2つの対処方法iPhone・アンドロイドなど世の中のスマホは基本的にほとんどがBluetooth対応していますが、カーナビ・カーオーディオにはBluetooth非対応の機種も存在します。 そのようなカーナビ・カーオーディオがBluetooth非対応の車の場合、以下2つの方法で対処可能です。
詳細については、こちら”カーナビとBluetooth接続する3つの設定方法“の記事にまとめておりますので、合わせてご参考にどうぞ。 関連記事 普段お使いのスマホは、車の移動中にどのように活用されているでしょうか? Bluetooth(ブルートゥース)接続・設定を行うことで、スマホをポケットやかばんの中に入れっぱなしでも、 スマホの音楽ファイルの再生 音楽聴き[…] 例えば、FMトランスミッター接続を行う場合、上図のような接続イメージとなります。 ■ 車/カーナビでBluetoothを使う場合の4つの注意点概要ここからは本題の車でBluetoothを使う場合に気をつけるべき注意点について書かせていただきます。 大まかに言うと以下4点です。
次章より、詳しく説明していきます。 – ■ Bluetooth音楽転送時の注意点まずは、車内でのカーナビ・カーオーディオへのBluetoothを使った音楽転送に関する注意点です。 以下5点あります。
車がBluetooth対応でもハンズフリー電話のみ対応の場合あり車の中でBluetoothでできること(ページ内リンク)の章に詳しく書いておりますが、Bluetoothと一言で言っても様々な機能があります。 特に少し古いカーナビの場合、Bluetoothを使用したハンズフリー電話はできるけど、音楽転送はできないという場合があります。 “Bluetooth対応”や以下の”Bluetoothロゴ”の記載があっても具体的にどのプロファイルにまで対応しているかが重要です。
となります。 この場合、車とBluetooth接続済みであっても機能的に音楽転送に対応していないため、音が出ない結果となります。 車とBluetooth接続済みでもオーディオ接続無だと音が出ないまた、車がBluetooth A2DP対応(=Bluetoothの音楽転送に対応)している場合であっても、接続設定でオーディオ接続できていない場合は、Bluetooth接続済みなのに音が出ない結果となります。 下の写真はダイヤトーンサウンドナビの場合の例ですが、
を行っている場合です。 たいていの車のカーナビ/カーオーディオでは、機器ごとにどのプロファイルを使用してBluetooth接続するか選択できます。 下図の場合、ハンズフリー電話用のBluetooth接続は行ってますが、音楽転送用のBluetooth接続は行ってません。 つまり上図の場合は、車とスマホはBluetooth接続済みなのに音楽の音が出ない結果となります。 対策としては、オーディオ接続を有効にして、音楽転送用のBluetooth接続を行います。 また逆に下図の場合、音楽転送用のBluetooth接続は行ってますが、ハンズフリー電話用のBluetooth接続は行ってません。 このように、車とBluetooth接続はするけど音楽だけ接続する(=ハンズフリー電話は接続しない)こともできます。 Bluetooth・FMトランスミッター接続による音質低下次に音楽転送時の音質についてです。 こちら”車の音質が低下する3つの原因[入力編]“の記事にも書かせていただきましたが、音質を決定づける1つの指標としてビットレートを使い、代表的な音源フォーマットを一覧に整理すると、
となります。 ここでは、数字が大きい方が1秒あたりのデータ量が多いため、より音質がよいと考えます。 また、以下の図はBluetoothで音楽転送する場合のイメージですが、
と2つの観点で音質低下が発生します。 つまり、Bluetooth A2DP(SBC)接続を行った時点で、元が例えばCDや256kbps程度のmp3/AAC等の音楽データの場合、少し音質が低下してしまいます。 ここで、カーナビ・カーオーディオ本体がBluetooth対応していない場合の対処方法として説明させていただいたFMトランスミッター接続(下図)について考えて見ます。 つまり、FMトランスミッターを使用してしまうと、Bluetooth接続区間での音質低下に加え、約96kbpsのFMラジオ相当にまでさらに音質低下してしまうのです。 もちろん音楽として聴けないことは無いですし、FMラジオ自体はすばらしいメディアですが、CDや例えば256kbps程度のmp3等の音楽データなど”いい音質で聴けるポテンシャルのある音源“を使い方1つで音質低下させてしまうことが”もったいない“のです。 また、こちら”簡単にハイレゾを車で楽しむ方法“の記事でハイレゾウォークマンを活用したカーオーディオの音質向上方法について紹介させていただいておりますが、実はBluetooth A2DP(SBC)接続やFMトランスミッター接続を行う限り、いくら高音質なスマホやハイレゾウォークマンを使用しても大して音質向上は期待できないので注意が必要です。 理由は以下2点です。
ちなみに、Bluetooth A2DP(SBC)による音質低下については、次章で説明させていただく、Bluetooth高音質コーデック(aptX, AAC, LDAC)の使用で、対処することができます。 関連記事 Bluetooth(ブルートゥース)の普及により、iPhoneなどスマホやウォークマンで音楽を聴く場合、いちいち有線でケーブル接続する必要がなくなり、とても便利になりました。 ただ、同じように見えるBluetooth接続でも、実は高音[…] Bluetooth コーデック(SBC,aptX, AAC, LDAC)による音質差詳しくはこちら”Bluetoothは低音質!?ソース変更等による超簡単な車の音質向上方法!“の記事にモ書かせていただきましたが、そもそも一般的に「Bluetoothは音質が悪い」といわれる大きな要因の1つとして、Bluetooth A2DPの標準コーデック”SBC(Side Band Codec)”の音質の悪さがあげられます。 このBluetooth A2DP(SBC)接続の弱点である音質等の改善手段として”AAC“, “apt-X“, “LDAC“等のBluetooth A2DPで使える新たな高音質コーデックが登場しています。 例えばLDACの場合、音質に直接影響するビットレート上のスペックでいうと、下図のようにハイレゾ音源の転送にも耐えれる最大990kbpsというスペックを持っています。 これは、Bluetooth標準コーデックのSBCの約3倍に相当します。 ちなみに、SBCは理論上最大328kbpsですが実質200kbps程度であり、残念ながら192~320kbps程度のビットレート高めの圧縮音源(mp3/AACなど)ですら音質劣化を感じてしまいます。 以上よりBluetooth接続時の音質に関する注意点としては、以下3点があげられます。
よって、例えば今後新たにBluetooth機器の購入を予定されている場合は、AAC, apt-X, LDAC対応であるかどうかも考慮しながらBluetooth機器を探してみるのも将来的な音質向上への備えになります。 ちなみに現時点でBluetooth A2DPとして最も高音質なコーデックは”LDAC”となりますが、実際に私が”LDAC”を使用して感じた注意点をこちら”Bluetooth/LDACで高音質接続時の3つの注意点“の記事にまとめてみました。 関連記事 Bluetooth(ブルートゥース)を使うと、ケーブル接続無しで音楽が聴けるのでとても便利なのですが、便利な反面、「音質が悪くなる」場合が多いのが実情です。 確かに、スマホ・ウォークマン等の音楽プレーヤーとイヤホン・スピーカーとの接続[…] また、AAC, aptX, aptX HD, LDAC等の高音質コーデックは対応機器がまだそう多くないのが現状ですが、コーデックによって音質が大きく変わってしまうA2DPプロファイルではなく、AVRCP (Audio/Video Remote Control Profile)プロファイルをうまく活用し、Bluetooth接続の音質向上を行う方法をこちら”音質を犠牲にしないBluetooth活用方法“の記事にまとめました。 もしよろしければ、合わせてご参考にどうぞ。 関連記事 ここ数年、スマホなどとケーブル無しでワイヤレス接続できるBluetooth(ブルートゥース)対応のイヤホン・スピーカーなど様々なBluetooth対応機器がどんどん登場しています。 また、Apple社が2016年に発売した"iPhon[…] Bluetooth信号処理によるタイミング遅れ(音ズレ)例えばスマホやiPadなどで動画を見ながら音声はBluetooth接続で車のスピーカーから出力する場合、動画に対して音声のタイミングが遅れる音ズレが発生します。 これは、音声信号をワイヤレス伝送できるよう圧縮/変換するBluetoothの信号処理に必要な時間なので、ゼロにすることは不可能です。 対策方法としては、以下2つの方法があります。
完全に音ズレを無くすには、Bluetoothを使わずに有線のAUX接続/RCA接続を使うのがおすすめです。 どうしてもBLuetoothを使いたい場合は、接続機器が対応しているのが条件となりますが、A2DPコーデックを低遅延のaptXに変更すると音ズレがゼロにはなりませんが、少しマシになる場合があります。 iPhone,Galaxyなど主要スマホのBluetooth低遅延コーデック対応状況代表的なスマホの Bluetooth A2DP 標準のSBCより低遅延なコーデック(AAC・aptX・aptX HD・LDAC)対応状況を一覧表にしてみます。
当然ながら、全てのBluetooth A2DP対応スマホはSBCに対応しています。 それ以外の特徴として、
があげられます。 ちなみに低遅延コーデックを利用するには、スマホ側だけでなく、車/カーナビ側のBluetooth仕様としても低遅延コーデックに対応している必要があります。 ■ Bluetoothハンズフリー電話の注意点車の中で一番多く利用されているであろう、Bluetoothハンズフリー電話に関する注意点です。 以下2点があります。
電話帳登録・同期しないと番号しか表示されないカーナビ・カーオーディオ側の電話帳にスマホ・携帯側の電話帳データと同等のものが登録されていない場合、着信時には番号しか表示されないため誰からかかってきたのか分かりにくい上、発信時にも電話帳から名前を選択して発信するのではなくいちいち番号入力が必要となります。 しかし、この問題はPBAP(Phone Book Access Profile)に対応していれば簡単に解決することができます。 PBAP対応のカーナビ・カーオーディオ(もちろんスマホ・携帯側も対応が必要)であれば、ペアリングと同時にスマホ・携帯側の最新の電話帳をカーナビ・カーオーディオ側に自動転送・同期されるからです。 具体的には、下図のようにPBAP対応済のトヨタハリアー純正ナビの例の通り、スマホや携帯電話内の電話帳データ自動転送後はナビ画面に電話帳の登録者名が表示されます。 よって、スマホや携帯電話から番号では無く電話帳の登録者名で電話をかけるのと同じイメージでナビ画面をタッチして電話をかけることができます。 もちろん電話着信時も番号だけでなく、電話帳に登録されている名前を画面に表示させることができます。 特に車内でBluetoothハンズフリー電話を多用される方は、車・カーナビ・カーオーディオ購入の際にPBAP(Phone Book Access Profile)対応可否を確認いただくのがおすすめです。 ハンズフリー電話は同乗者に通話がまる聞こえまた意外と盲点なのが、Bluetoothハンズフリー電話を使うと同乗者に通話内容がまる聞こえとなるところです。 Bluetoothハンズフリー時に通話相手の声は、以下図のような車のスピーカーから出力されます。 1人で乗車している場合は全く問題ありませんが、同乗者がいるときは、かかってくるかもしれない電話の内容が同乗者に聞かれて問題ありそうな場合、Bluetooth接続自体を無にするか、音楽転送用にだけBluetooth接続するのが無難です。 例えば下図は、ハンズフリー電話用のBluetooth接続は無だけど音楽転送用のBluetooth接続は有の例です。 このように、車とBluetooth接続はするけど、ハンズフリー電話接続は無で音楽接続のみ有とすることもできます。 ■ 車/カーナビとのBluetoothペアリング時の注意点次に、Bluetooth接続を使うために最初に必ず行わなければならないペアリング(初期設定)に関する注意点です。 新たな組み合わせでBluetooth機器どうしを無線接続する場合、このペアリングという設定が必ず必要です。 車で使用する場合は、カーナビ・カーオーディオとスマホ・ウォークマン等のポータブル機器をペアリングします。 以下はアンドロイドスマホの例ですが、設定画面の中のBluetooth表示部分から入っていきます(赤色の枠)。 Bluetooth設定画面(下右)の中でスマホ周辺に存在するBluetooth機器を検索した結果が表示されます(ピンク色の枠)。 一度ペアリングが完了すると”ペアリングされた機器”としてリストに登録され、次回からは基本的に自動でBluetooth接続されるようになります(黄色の枠)。 以下3点がペアリングについての注意点です。
Bluetoothペアリング設定は走行中不可能ペアリング操作(初期設定)は上図のように設定画面の中に入って、接続対象機器を検索して登録するというそれなりの手間が必要です。 また、電波が届きにくいなどの理由でうまくペアリングができず機器どうしをさらに近づけて再度ペアリングを行わなければならない場合もあります。 よって、運転中に簡単にできる操作ではないため、必ず出発前または停車中に行うのがベストです。 複数機器同時ペアリング非対応の場合あり次に、複数機器とペアリングする場合の注意点です。 上図右アンドロイドスマホの”ペアリングされた機器”リストの中には複数の機器がリストアップされています。 例えば、”SWR30″というのはソニーのスマートウォッチでスマホの着信が腕時計に通知されそのまま通話もできるというものですが、この時、スマートウォッチ”SWR30(下図)”とスマホはペアリングされています。 このまま車の助手席や後部座席に乗り込んだ場合、何も問題はありません。 しかし、運転席に乗り込んだ場合、人の気持ちとしては、スマホはカーナビ(上図の場合は”ダイヤトーンサウンドナビI”)とBluetooth接続して欲しいと感じるのが自然です。 運転中に腕時計に着信が来て腕時計を操作するよりもカーナビの画面で操作できた方が楽だからです。 残念ながらこの場合、一旦スマートウォッチ”SWR30″とスマホとのBluetooth接続を一旦切断して、スマホとカーナビ(上図のダイヤトーンサウンドナビ)とのBluetooth再接続を行う必要があります。 このようにBluetooth接続は、同時に1組しかペアを作れない場合もあるため、他の機器とつなぎ直したい場合は、一旦切断→再接続が必要な場合もあるのです。 複数機器ペアリング時は切替必要また、複数のスマホ・携帯をカーナビ・カーオーディオにペアリング・登録した場合、その中から各スマホ・携帯ごとにどのプロファイル(機能)でBluetooth接続を行うか選ぶ必要があります。 Bluetoothのプロファイルとは何か?は、Bluetoothのバージョン/クラス/プロファイルとは(ページ内リンク)の章で詳しく書かせていただいてます。 下の写真はダイヤトーンサウンドナビの場合の例ですが、
を行っている場合です。 機器ごとにどのプロファイルを使用してBluetooth接続するか選択できます。 ハンズフリー電話を行う場合の例です。 音楽転送を行う場合の例です。 たまたまBluetooth機能がオンになっているスマホ・携帯が1つしか無かったり、優先的に接続したいスマホ・携帯を1機種選択できる場合は該当するスマホ・携帯とは自動でBluetooth接続される場合もあったりしますが、特定のスマホ・携帯と接続したい場合はどのスマホ・携帯のどのプロファイルでBluetooth接続するかを選択する必要があります。 過去にペアリング登録済のスマホ・携帯であっても、カーナビ・カーオーディオの機器側からは、その時の運転者がどのスマホ・携帯のどのプロファイルでBluetooth接続したいか、さらに言うと2台以上のスマホ・携帯を持っていてどの機種と接続したいかは分からないのです。 よくある例が、会社用のスマホ・携帯とプライベート用のスマホ・携帯を同時に持ち歩いていて乗車した場合、どちらのスマホ・携帯を車と接続すべきか自分で能動的に選択しないと、車のカーナビ・カーオーディオ側では人がどちらを接続したいと考えているかは判断できないというケースです。 このようなBluetooth接続のプロファイル切替機能を応用し、Bluetooth接続とAUX接続を同時に行うことで、Bluetooth接続の便利さとAUX接続の音質の良さを両立させる裏技があります。 具体的な接続方法については、こちら”Bluetooth+AUXの同時接続!車でスマホを高音質かつ便利に使う裏技“の記事にまとめてみましたので、もしよろしければ合わせてご参考にどうぞ。 関連記事 車の中で音楽を聴く時、スマホをBluetoothまたはAUXで接続したことがある方は多いかと思います。 しかし、1台のスマホをBluetoothとAUXで同時に接続したことがある方は少ないのではないでしょうか? 実は、スマホとカ[…] ■ Bluetoothオン時のバッテリーの注意点次にiPhone・アンドロイド等のスマホやウォークマンなどポータブル音楽プレイヤーつまりBluetooth対応ポータブル機器のバッテリー(電池)の持ちに関する注意点です。 以下3点があります。
3点に分けて書いてみましたが、一言で言うと、”Bluetooth使用により、便利さと引き換えにより多くバッテリーを消費する”ということです。 確かに新しいスマホほどバッテリー容量が大きくなり、電池切れの心配は少なくなってきていますが、少しずつではあるもののBluetoothをオンにしている分は確実に、より多くバッテリーを消費してしまうのは間違いありません。 ポータブル機器の外出先でのバッテリー切れに対しては、車以外の場所も含めて緊急用の電源として、モバイルバッテリーを活用するという対処法もあります。 参考までに、モバイルバッテリーで現在最も売れてるものは、こちら”モバイルバッテリー売れ筋ランキング(Amazon)“からご確認いただけます。 バッテリーの容量・価格は年々下がってきているので、必要になった時点で購入されるのがおすすめです。 ちなみにBluetoothオン/オフ状態に限らず、一般的にバッテリーの持ちが悪いと言われているアンドロイド搭載ウォークマンについて、バッテリーを長く持たせる方法をこちら”ウォークマンA100/ZX500バッテリー激減問題!7つの長持ち対策方法“の記事にまとめてみました。 もしよろしければ、合わせてご参考にどうぞ。 ■ 車/カーナビ接続時のBluetoothのバージョン/クラス/プロファイルとはBluetoothには、
と、大きく分けて3種類の規格のようなものがあります。 特に重要なのは3つめの”プロファイル”で、使用したい機能ごとに接続する機器どうしがどのプロファイルに対応しているかで、使える機能の詳細が決まります。 例えばハンズフリー機能に対して、ハンズフリー通話だけができるのか、さらに電話帳の自動転送までできるプロファイルにも対応しているのかなどです。 対応しているプロファイルが多ければ多いほど、より多くの機能に対応できることになります。 車/カーナビ接続時のBluetoothバージョン各Bluetooth機器には対応するバージョンがあります。 現在の最新規格はバージョン5.0です。 基本的にバージョンが新しいほど、より高速な通信に対応していたり、省電力でバッテリーの消費を低減できたりします。 ちなみにiPhoneの場合、iPhone 8以降はバージョン5.0ですが、カーナビ・カーオーディオが同じようにバージョン5.0に対応していないと、バージョン5.0の全ての機能を利用することはできません。 例えば、iPhone 8以降であっても、カーナビ・カーオーディオがバージョン3.0対応の場合、バージョン3.0での接続となります。 ただし、カーナビ・カーオーディオで主に利用するハンズフリー機能・オーディオ機能においてはバージョン2.0(2004年公開)以上であれば最低限の機能は利用可能なので、2004年以前のカーナビ・カーオーディオやスマホでなければ、特にBluetoothのバージョンを気にする必要は無です。 例えば、2018年モデルのトヨタ純正アクセサリーナビの場合、バージョン2.0が必須、バージョン3.0+EDR(Enhanced Data Rate)以上が推奨となっています。 EDR(Enhanced Data Rate)とは、容量の大きいデータを通信する際に最大通信速度を高速なモードに切り替える通信オプション機能です。 車/カーナビ接続でのBluetoothクラス(Class)Bluetoothには、通信する電波の強さに応じた”Class”と呼ばれる規格があります。 主な規格は以下の通りです。
カーナビ・カーオーディオとしては、通常”Class2″が採用されており、取扱説明書等にもカーナビ・カーオーディオ~スマホ等の想定距離は10m以下である旨が掲載されています。 ちなみにBluetoothのClassは単に電波の強度を示す規格であり、特に機能等に影響があるわけではないので、通常Bluetooth機器を利用する際、特にClassは気にする必要は無です。 こちら”新型アルファード、ヴェルファイアのJBLスピーカーの実力“の記事にも書かせていただきましたが、アルファード、ヴェルファイアほど大きな車であっても後席のスマホから前席のカーナビまで普通にBluetooth接続可能でした。 車/カーナビ接続でよく使われるBluetoothプロファイルスマホやウォークマン等のポータブル音楽プレイヤーとカーナビ・カーオーディオの両方が同じプロファイルに対応している場合のみその機能を使用することができます。 例えば下図は、トヨタハリアーの純正カーナビの対応プロファイル一覧です。 車の中でよく使われるプロファイルは以下の通りです。
最新のカーナビ・カーオーディオであれば、上記全てのプロファイルに対応している場合が多いですが、
においては、全てのプロファイルに対応していない場合が多いです。 古めのカーナビ・カーオーディオの場合はHFP(Hands-Free Profile)のみの対応、Bluetoothレシーバー経由接続の場合はA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)のみの対応が一般的です。 ちなみに、iPhone等のスマホであれば、わりと古い機種であっても基本的に上記全てのプロファイルに対応しています。 – 車/カーナビでBluetoothでできることまとめ運転中でも安全に電話を使うBluetoothのHFP(Hands-Free Profile)プロファイルを利用することで、スマホ・ケータイをポケットやかばんの中に入れたまま、車に搭載されているスピーカー・マイクを使って通話することができます。 ちなみに、ハンズフリー電話で使うマイクは、純正ナビでは多くの場合、天井に設置されています。 そして天井のマイクからの指向性はドライバーの口元を狙うように設計されているので、運転中に顔を天井に向けたりと、特にマイクの位置を意識する必要はなく、普通に前を向いて運転しながらしゃべってOKです。 もちろん、電話がかかってきたときに電話を受けたり、誰かに電話を発信する操作も車側のカーナビ・カーオーディオの操作パネルから行うことができます。 下図はトヨタハリアー純正ナビの例ですが、BluetoothのPBAP(Phone Book Access Profile)プロファイルでカーナビへ自動転送された電話帳を使って、スマホ内の電話帳データを画面表示させ、画面タッチで電話をかけることができます。 iPhone等スマホ・ウォークマン内の音楽を遠隔操作で車のスピーカーから聴くまた、カーナビ・カーオーディオとiPhone・アンドロイドスマホやウォークマン等のポータブル音楽プレイヤーをBluetooth接続した場合、A2DPのみまたは、A2DPとAVRCPの2つのプロファイルが同時に接続されます。 AVRCPプロファイル対応だと、スマホ・ポータブル音楽プレイヤーの中の音楽データをケーブル接続無しでカーナビ・カーオーディオのスピーカーから出力・再生できるだけでなく、カーナビ・カーオーディオ側の操作パネルから「再生・停止・曲送り」等、スマホの中の音楽データを遠隔操作することができます。 下図はトヨタハリアー純正ナビの例ですが、例えばスマホにAmazon Music 等の音楽聴き放題アプリがインストールしてあれば、その音楽聴き放題サービスの曲や、元々スマホ内に保存してある曲をカーナビ画面から遠隔操作して聴くことができます。ちなみに、AVRCPプロファイルが古かったり(バージョン1.5以下)設定ができていなかったりすると、下図のようにジャケット(カバーアート)画像をカーナビ画面に表示させられませんが、条件がそろえば表示可能です。 こちら”Bluetoothでカーナビにタイトル曲名/アートワーク画像取得する方法“の記事に整理してみました。 関連記事 車の中で音楽を聴く時、Bluetooth(ブルートゥース)でカーナビ/カーオーディオとスマホを接続されてる方は多いと思います。 Bluetoothのオーディオ接続機能を使えば、簡単にスマホの音楽を車のスピーカーで聴くことができます。 […] Bluetooth接続も含め、スマホやポータブル音楽プレイヤーをカーナビ・カーオーディオに接続して活用する方法全般については、こちら”車でスマホの音楽を車で聴く5つの方法“の記事にまとめました。 Bluetooth接続以外にも4通り存在するスマホとカーナビ・カーオーディオの接続方法について知っておきたい方は、ご参考にどうぞ。 関連記事 車の中でiPhoneやアンドロイドスマホの音楽を聴くための接続方法は、Bluetooth(ブルートゥース)やAUX(エーユーエックス)、それ以外にも以下の通りいろいろな方法があります。 Bluetooth(ブルートゥース)接続 […] また、実はあまり知られていないBluetooth接続ならではのメリットについて、こちら”車でBluetooth接続する7つのメリット“の記事にまとめましたので、もしよろしければ合わせてご参考にどうぞ。 人気記事 普段お使いのスマホは、車の移動中にどのように活用されているでしょうか? Bluetooth(ブルートゥース)接続・設定を行うことで、スマホをポケットやかばんの中に入れっぱなしでも、 スマホの音楽ファイルの再生 音楽聴き[…] Bluetooth接続さらなる活用技として、Amazon Music, SpotifyやApple Musicなど最近流行りの音楽聴き放題サービスを簡単に車で楽しむこともできます。 具体的な方法をこちら”音楽聴き放題アプリを車で楽しむ3つの方法“と”車のBluetooth接続音楽アプリの選び方“の記事とにまとめてみましたので、こちらもよろしければ合わせてご参考にどうぞ。 関連記事 最近、音楽の聴き方が大きく変わりつつあります。 変化の1つがAmazonミュージックアプリなど音楽聴き放題アプリの普及です。 まだ使ってみたことが無い方もいらっしゃるかもですが、無料もしくは定額料金で9,000万曲以上もの膨大な[…] 関連記事 車で音楽を聴く時、スマホをBluetooth(ブルートゥース)接続されてる方は多いと思いますが、使う音楽アプリ選びをめちゃくちゃ真剣にされてる方はそう多くないと思います。 ただ実は、音楽アプリの種類によっては、同じBluetooth環[…] また、ここに書かせていただいたBluetoothを使いこなす技は自分の車だけでなく、友人の車・レンタカーを借りた場合、さらには車以外のケースでも活用できます。 特に旅先などでレンタカーでBluetoothを使いこなす方法は、こちら”レンタカーでお気に入りの音楽を聴きながらドライブする方法“の記事に詳しく書いたので、もしよろしければ合わせてご参考にどうぞ。 関連記事 国内旅行先や海外旅行先でレンタカーを借りてドライブ。 そのドライブ中に、自分のお気に入りの音楽を好きなだけ、しかもなるべくいい音質で聴ければ最高だと思いませんか? レンタカーのハードルは意外と低く、日本国内はもとより海外[…] KenwoodカーナビのBluetooth接続方法は?「設定をタップ」→「接続をタップ」→「Bluetoothをタップ」→「接続可能なデバイス」からナビ本体の品番をタップします。 そうするとナビゲーションとスマートフォンのペアリングが始まります。
ケンウッドのBluetooth接続方法は?まずは接続方法ですが、本体側は特に何も設定は要りません。 スマホでBluetooth接続画面でナビの「MDV-M906HD」を選択すると本体もペアリング画面になります。 そのまま、ペアリングボタンを押せば接続完了です。 とっても簡単ですね。
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