何気なくiPhoneを使っていると、突然「iCloudストレージの空き領域が不足しています」と表示されたことはありませんか? こんなメッセージが表示されると、「大事な写真を消すしかないのか」、あるいは「課金するしかないのか」と心配になる方もきっといますよね。 Show
そもそもiCloudとは何なのでしょう。iCloudは、Appleが提供するクラウド上のデータ保存領域です。保存領域はインターネット上にあるため、自身のスマホやタブレット、パソコン等のストレージ(データ容量)は使用されません。 1. 利用対象者 2. 料金(すべて税込)
※200GBと2TBのプランは、iCloudストレージの容量を、家族全員で共有可能 3. 特徴 iCloudの容量がないとアラートが出る理由「iCloudストレージの空き領域が不足しています」というメッセージが表示される理由は、iCloudの容量不足が原因で、各種データの保存やバックアップの作成が設定した通りに行えないからです。 よくある原因1:iCloudに大量の写真や動画を保存してしまっているiCloudには写真や動画を保存できる「iCloudフォトライブラリ」という機能があります。 この機能を無意識のうちに有効化して、iPhoneに保存している大量の写真や動画がiCloudにアップロードされ、容量を圧迫してしまっていた……というケースはよくあります。 よくある原因2:iPhoneのシステムのバックアップが大きく容量を圧迫している初期化したり新規購入したりしたiPhoneでも、簡単に今までの環境に復元できるよう、iPhoneにはシステム全体をバックアップする機能も備わっています。 これは、iTunesで手動で行うほかに、iCloudを使って定期的に自動で行うこともできます。煩わしいバックアップの操作が必要ないので、非常に便利ではあります。 よくある原因3:iCloud Driveに大きなデータを保存しているアプリがある写真や動画、iPhoneのバックアップ以外に、iCloudには各種アプリのデータを保存できるiCloud Driveという機能もあります。 例えば、音楽や動画などの大きめのデータを編集するアプリ、バックアップのLINEアプリが、いつの間にかiCloud Driveにデータを保存しており、容量を占有していた……といったケースが時折あります。 「iCloudストレージの空き領域が不足しています」の表示で生じる不都合とはでは、iCloudの容量が不足していたら、どんな不都合があるのでしょうか。単純に写真や各種アプリのデータを追加で保存できないなどもありますが、1番大きいのは「iPhoneのシステムを直前の状態に復元できなくて困る」というリスクが増大することでしょう。 「iCloudの空き領域が不足」の解決方法では、「iCloudストレージの空き領域が不足しています」と表示されたときは、どうすれば良いのでしょうか。 解決方法1:気にしないiCloudに画像や動画などを保存したり、iPhoneのバックアップを保存したりする必要がなければ、気にしないというのも1つの手です。デメリットは、写真・動画のファイルなどが、これ以上iCloudへ保存できないままになること、iCloudストレージの空き領域が不足しています」というメッセージが表示され続けることの2点です。 このうちメッセージが表示され続ける問題については、iCloudへの各種データの保存を無効化することで回避できます。 「設定」画面から、[自分の名前] > 「iCloud」を開き、「iCloudを使用しているApp」をすべてオフにすることで、表示されなくなります。 解決方法2:iCloudに保存するデータを取捨選択するクラウドに保存しておきたいデータのみ、iCloudの使用をオンにするという解決策です。一定の空き領域を確保しつつ、今の容量でiCloudを利用し続けられる可能性があります。 また、iCloudフォトライブラリや、iCloud Driveに既に保存されているデータを削除するというのもひとつの手です。特に写真や動画などはデータ容量を多く使用しますが、ほかのクラウドサービスでも自動で保存できます。このあたりを中心に整理すると良いでしょう。 また、iPhoneのシステムのバックアップは、前述の通りiTunesで行うこともできます。どうしても容量の不足が厳しい場合はiTunesで手動でバックアップする運用とし、iCloudへの自動のバックアップを無効にするのもありでしょう。手動で行うことになるので、手間は増える点に注意してください。 ▶iPhone、iPad、iPod touch をバックアップする方法 - Apple サポート 解決方法3:追加容量を購入するもっとも楽なのが、この追加容量を購入するという解決策。例えば前述の通り、無料の5GBの400倍にあたる2TBが月額1,300円で利用できます。Dropboxが1TBで月額1,000円ですから、類似のサービスと比べてもコストパフォーマンスは悪くない方でしょう。 自分に合った方法でiCloudの空き領域を確保しようここまででご紹介した通り、解決策はいくつかあります。自分の使い方に応じた方法で、「iCloudストレージの空き領域が不足しています」メッセージを解決してみてください。 【関連記事】
TEXT:PreBell編集部
iCloud 写真 誰かに見られる?写真やビデオも同様、iCloudストレージに保存したからといって閲覧できるわけではありません。 もちろん、家族間の情報共有は考慮されています。 家族に見せてもかまわない写真/ビデオは、「共有アルバム」に自動作成される「家族」に保存しておくと、閲覧やコメントの書き込みが自由にできます。
iCloud Driveのセキュリティは?iCloud では、お客様の情報を暗号化して転送し、iCloud にも暗号化したフォーマットで保管し、認証には安全なトークンを使って守ります。 また、所定の機密情報に関しては、エンドツーエンドの暗号化を採用します。
iCloudのデータ保証は?結構、勘違いしている人が多いと思いのですが、このクラウドというサービスにはデータの保障がありません。 仮に、「iCloud」から連絡帳のデータが消えたとしても Apple は保障してくれません。
iCloud写真をオフにするとどうなる?iCloud写真をオフにすると写真アプリはiCloudストレージに保存・同期されなくなり、iCloudストレージにある写真とビデオのオリジナルデータをiPhone本体へダウンロードします。
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