NASまたはファイルサーバー上のエクセルファイルを開くと毎回この表示が出て、面倒だなと思ったことはありませんか?
エクセルをすぐに編集したいのに、いちいちこの[編集を有効にする(E)]ボタンを押してからでないと編集できないというのは、たかだか10秒程度ではありますが、毎日この作業をやっていればチリも積もって大きな時間をロスすることになります。社員数が多い会社ではなおさらですね。 対処法について調べてみると保護ビュー自体を無効にする方法はよく見かけましたが、それはそれでセキュリティ面で不安が残ります。NAS上のファイルは保護ビューで表示せず即座に編集できて、インターネットからダウンロードしたファイルは保護ビューで表示するというのが理想形です。その方法を見つけたので、以下にまとめます。 検索バーで「インターネットオプション」と入力します。(「インターネット」まで入力すると画面に表示されるので、そちらをクリックします。) インターネットのプロパティにて「セキュリティ」→「ローカルイントラネット」→「サイト」→「詳細設定」とクリックしていきます。 「このWebサイトをゾーンに追加する(D)」のところにサーバー(NAS)のIPアドレスを入力し「追加」ボタンを押します。(※IPアドレスは適切なものを設定してください。) 設定が完了したら「閉じる」→「OK」→「OK」と押していき、プロパティウィンドウをすべて閉じます。 作業はたったこれだけです。これでエクエルを開くと… これまで保護ビューで開いていたエクセルがすぐに編集できる状態になりました! 保護ビューでイライラされている方はぜひ一度お試しください。
2018.03.21 2016.10.02 クライアントさんから、ネットワーク経由のファイルコピー時に表示されるメッセージについての質問も解決して束の間、こんな質問が舞い込んできました。 クライアントさん ファイルサーバーのExcelファイルを開くと毎回「セキュリティの警告」が表示されるんですが・・・ なんとかならないですか? ふむふむ。 どうやらExcelのオプションで「信頼できる場所」にファイルサーバーのIPアドレスを追加すれば解決できそうだ。 ということで、早速設定を試みるも・・・ 「入力したパスは、セキュリティ上の理由から、信頼できる場所として使用できません」とのアラートが!? どうも、IPアドレスでの追加を受け付けてないようなんです。 こちらのサイトを参考にさせて頂きました。 ふむふむ。 どうやらIPアドレスでは設定できないようなので、名前解決させる必要があるんですね。 前述のサイトの通りに設定すれば、問題なく追加はできました。 で、忘れてはいけないのが、ファイルサーバーにどうやってアクセスしているかということも確認する必要があると言うこと。 例えば、PCのデスクトップ上にファイルサーバーへのショートカットがあったとしますよね? これがIPアドレスで指定していた場合、当然Excelでの「信頼できる場所」にはそのIPアドレスが指定されていないのでセキュリティの警告は表示されてしまいます。 そのため、「信頼できる場所」に追加した形式を同じ方法でファイルサーバーへのアクセスを提供する必要があるのです。 デスクトップ上のショートカットを確認したところ、IPアドレスで設定されていました。 試しに開いてみると、やはりセキュリティの警告が表示されました。 ショートカットのプロパティを開いて、リンク先をIPアドレスではなく名前で参照させることで、Excelさんが「そのファイルサーバーが信頼できる場所なんだね」と理解できるので、セキュリティの警告は表示されなくなりました。 |