ハードウェア要件はサーバーロールによって異なります。インストールには、次の最低ハードウェア要件を満たす必要があります。
•プロセッサーIntel/AMD x64
•700MBのハードディスク空き領域
•256MBの空きRAM
•glibc 2.17以降
•Linux OSカーネルバージョン3.10.0以降
•en_US.UTF-8エンコーディングロケール
サポート対象のオペレーティングシステム
ESET File Security for Linux (EFSL)は一覧のオペレーティングシステムの最新のマイナーリリースでテストされ、サポートされています。EFSLのインストール前にオペレーティングシステムを更新してください。
RedHat Enterprise Linux (RHEL) 7 | ✔ | ✔ | EFSL SELinuxモジュールポリシーのインストールでは、selinux-policy-develパッケージをインストールする必要があります。 EFSL SELinuxモジュールなしでOSを起動するには、OS起動中にeset_linux=0カーネルパラメーターを使用します。 |
RedHat Enterprise Linux (RHEL) 8 | ✔ | ✔ | |
CentOS 7 | ✔ | ✔ | |
CentOS 8 | ✔ | ✔ | |
Ubuntu Server 16.04 LTS | ✔ | ||
Ubuntu Server 18.04 LTS | ✔ | ||
Ubuntu Server 20.04 LTS | ✔ | ||
Debian 9 | |||
Debian 10 | ✔ | ||
SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 12 | ✔ | ||
SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 15 | ✔ | ||
Oracle Linux 8 | ✔ (ストックカーネルのみ) | Unbreakable Enterprise Kernelが使用されている場合は、kernel-uek-develパッケージを手動でインストールする必要があります。この場合、セキュアブートはサポートされていません。 | |
Amazon Linux 2 |
上記の一覧のハードウェア要件が満たされ、使用されているLinuxディストリビューションで不足しているソフトウェア依存関係がないかぎり、EFSLは最も一般的に使用されている、最新のオープンソースLinuxディストリビューションで動作します。
ELREPOカーネル ELREPOカーネルを使用したLinuxディストリビューションはサポートされていません。 |
ESET PROTECTでのリモート管理。
サポートされているブラウザー
EFSL Webインターフェイスは次のブラウザーで動作します。
•Google Chrome
•Mozilla Firefox
•Microsoft Edge
•Safari
モジュールの更新
検出モジュールを含む製品モジュールは自動的にアップデートされます。
手動で検出モジュールをアップデートするには、モジュールのアップデート > 確認してアップデートをクリックします。
ESET Server Security for Linuxアップデートが安定していない場合は、モジュールのアップデートを前の状態にロールバックします。ステータス概要 > モジュールのアップデート > モジュールロールバックをクリックし、任意の期間を選択して、今すぐロールバックをクリックします。
ターミナルウィンドからすべての製品モジュールをアップデートするには、次のコマンドを実行します。
/opt/eset/efs/bin/upd -u
ターミナルでのアップデートとロールバック
-u | --update | モジュールの更新 |
-c | --cancel | モジュールのダウンロードをキャンセルします |
-e | --resume | アップデートのブロックを解除する |
-r | --rollback=VALUE | スキャナーモジュールの最も古いスナップショットにロールバックし、VALUEに設定した時間のすべてのアップデートをブロックします |
-l | --list-modules | 製品モジュールのリストを表示する |
--check-app-update | リポジトリの新しい製品バージョンの利用可能状況を確認 | |
--download-app-update | 利用可能な場合は新しい製品バージョンをダウンロード | |
--perform-app-update | 利用可能な場合は新しい製品バージョンをダウンロードしてインストール | |
--accept-license | ライセンスの変更を許可 |
updの制限 updユーティリティを使用して、製品構成を変更することはできません。 |
アップデートを48時間停止し、スキャナーモジュールの最も古いスナップショットにロールバックするには、特権ユーザーで次のコマンドを実行します。 sudo /opt/eset/efs/bin/upd --rollback=48 スキャナーモジュールの自動アップデートを再開するには、特権ユーザーで次のコマンドを実行します。 sudo /opt/eset/efs/bin/upd --resume IPアドレス「192.168.1.2」とポート「2221」で使用可能なミラーサーバーからアップデートするには、特権ユーザーで次のコマンドを実行します。 sudo /opt/eset/efs/bin/upd --update --server=192.168.1.2:2221 |
プログラムモジュールの自動更新では解決できない問題の修正や改良を行うために、ESET Server Security for Linuxの新バージョンが提供されています。
ESET File Security for Linuxバージョン4からの直接アップグレードはありません ESET File Security for Linuxバージョン4からESET Server Security for Linuxバージョン8以降にアップグレードすることはできません。新規インストールが必要です。バージョン4設定は、バージョン8以降にインポートできません。 |
インストールされている製品バージョンを決定する
ESET Server Security for Linuxの製品バージョンは、次の2つの方法で判別することができます。
•Webインターフェースでヘルプ > バージョン情報をクリックします。
•ターミナルウィンドウで、/opt/eset/efs/sbin/setgui -vを実行します。
ESET Server Security for Linuxローカルアップグレード
•インストールセクションに従い、OS関連のインストールパッケージを実行します。
•Webインターフェイスで、ステータス概要 > 製品のアップデート > アップデートの確認をクリックします。
•--perform-app-updateパラメーターでupdユーティリティを使用します。
•自動アップデート/アップグレードの設定。
ESET Server Security for Linuxリモートアップグレード
ESET PROTECTを使用してESET Server Security for Linuxを管理している場合は、次の方法でアップグレードを開始できます。
•ソフトウェアインストールタスク。
•Webインターフェイスで、ダッシュボード > ESETアプリケーションに移動し、Server SecurityESETをクリックします、インストールされているESET製品を更新します
•自動アップデート/アップグレードの設定。