- PCのディスククリーンアップをする2つの方法
- Windows搭載のディスククリーンアップを利用する
- ディスククリーンアップのできるソフトを利用する
- Windows初期搭載のディスククリーンアップを利用する方法
- PCのOSがWindows 10の場合
- PCのOSがWindows 7の場合
- PCのクリーンアップを実施する際の注意点
- 不要なアプリは使わない
- ノートPCはコンセントに挿した状態で実行
- 削除してはいけないファイルもある
- PCのクリーンアップが進まない時の対処法
- Windows Updateのクリーンアップをやめる
- システムファイルチェッカーでエラーを修復
- ストレージセンサーを使う
- PCのクリーンアップができるフリーソフト3選
- CCleaner
- Wise Care 365
- めもりーくりーなー
- システムファイルのクリーンアップも実施しよう
- Windows 10でのシステムクリーンアップ手順
- Windows 7でのシステムクリーンアップ手順
「最近、パソコンの動作がいまいち」「不要なファイルを一掃したい」と悩んでいませんか。そんなときはPCのクリーンアップがおすすめです。クリーンアップは、誰でも手軽に行えるだけではなく、Windows初期搭載の機能を利用すれば、費用もかかりません。
そこでこの記事では、PCをクリーンアップして快適な動作に導く方法を紹介します。具体的には、Windows初期搭載のディスククリーンアップを利用する方法や、PCの不調を解消するシステムクリーンアップについて解説します。
本ページをご覧いただければ、PCのクリーンアップについて理解を深められるだけではなく、快適にPCを利用できるようになるでしょう。
PCのディスククリーンアップをする2つの方法
PCのディスククリーンアップは、主に以下の2つの方法があります。
- Windows搭載のディスククリーンアップを利用する
- ディスククリーンアップのできるソフトを利用する
以下では、それぞれの詳細について見ていきましょう。
Windows搭載のディスククリーンアップを利用する
Windowsには、「ディスククリーンアップ」という機能が初期搭載されています。Windows搭載のディスククリーンアップを利用すれば費用がかからず、不要なファイルを削除しハードディスクの空き領域を増やせます。
不要なものを定期的に削除しないとPCのパフォーマンスに影響が出るだけではなく、ディスククリーンアップを利用した場合に時間がかかるので注意が必要です。
ディスククリーンアップのできるソフトを利用する
Windowsに搭載されている機能以外にも、ディスククリーンアップを行う方法として、ディスククリーンアップソフトの利用があります。
ソフトによってはシステムの最適化やセキュリティの強化、重複している画像の「更新日」などから不要なファイルを削除するなど、初期搭載されているディスククリーンアップとは異なるメリットもあるためおすすめです。
特にPC初心者の方であれば、不要なファイルだけでなく、PCの動作に必要なファイルも消しかねないので、ディスククリーンアップに不安を覚える方はソフトを使うのも一つの手です。
Windows初期搭載のディスククリーンアップは、OSによって利用方法が異なります。ここでは、PCののOSがWindows 10の場合とWindows 7の場合について紹介します。
PCのOSがWindows 10の場合
PCのOSがWindows 10の場合、以下の手順でディスククリーンアップを行います。
- タスクバーから「エクスプローラー」を選択
- ナビゲーションウィンドウから「PC」を選ぶ
- ディスククリーンアップを行いたいドライブをクリック
- 「ドライブツール」タブをクリック選択
- 「管理」の「クリーンアップ」を選ぶ
- 「削除するファイル」から、削除したい項目をチェックし「OK」をクリック
- 「これらのファイルを完全に削除しますか?」が表示されたら「ファイルの削除」を選択
またWindows 8や8.1の手順も、Windows 10と同じです。
Windows 10で削除できるファイル一覧
Windows 10のディスククリーンアップで削除できるファイルは、以下の通りです。
- ダウンロードされたプログラムファイル
- ごみ箱
- 一時ファイル
- DirectXシェーダーキャッシュ
- 配信の最適化ファイル
- ダウンロード
- インターネット一時ファイル
- システムによって作成されたWindowsエラー報告
- 縮小表示 など
ただし、使用しているPC環境によっては、項目が異なる可能性もあります。
PCのOSがWindows 7の場合
PCのOSがWindows 7の場合、次の手順でディスククリーンアップを行います。
- 「スタート」をクリック
- 「コンピューター」を選択
- エラーチェックを行うドライブを選ぶ
- 「プロパティ」をクリック
- 「全般」タブを選択
- 「ディスクのクリーンアップ」を選ぶ
- 「削除するファイル」から、削除しない項目のチェックを外し「OK」をクリック
- 「これらのファイルを完全に削除しますか?」が表示されたら「ファイルの削除」を選択
Windows 10と比較すると、ドライブを選ぶまでの手順に少し違いがありますが、それ以降、それほどやり方に相違はありません。
Windows 7で削除できるファイル一覧
Windows 7のディスククリーンアップで削除できるファイルは、次の通りです。
- ダウンロードされたプログラムファイル
- ごみ箱
- ログファイルの設定
- ユーザーによってアーカイブ(または、キュー)されたWindows エラー報告
- システムによってアーカイブ(または、キュー)されたWindows エラー報告
- Temporary Internet Files
- 一時ファイル
- 縮小表示 など
Windows 10で削除できるファイルと同様に、PCの環境次第では他の削除項目が表示される可能性もあります。
PCのクリーンアップを実施する際の注意点
PCのクリーンアップを行う際、いくつかの注意ポイントがあります。
- 不要なアプリは使わない
- ノートPCはコンセントに挿した状態で実行
- 削除してはいけないファイルもある
こうした注意点を把握し、スムーズにクリーンアップしましょう。
不要なアプリは使わない
クリーンアップを実行している際中では、アプリケーションを使わないようにしましょう。その理由は、アプリケーションを同時に進行させている場合、誤作動につながる可能性があるからです。
クリーンアップの実行中は、すべてのソフトを終了し、できるだけ他の作業も控えるようにしましょう。
ノートPCはコンセントに挿した状態で実行
いつクリーンアップが終わるかわからないため、PCをコンセントに挿した状態で充電しながら実行することも重要です。
途中でバッテリー切れになってしまうと、スムーズにクリーンアップを行えません。充電切れギリギリの状態やノートPCの場合は、特に注意が必要です。
削除してはいけないファイルもある
クリーンアップする際、削除を避けた方がよいファイルについても知っておきましょう。削除してはいけないファイルは、「Windows ESDインストールファイル」です。
このファイルを削除してしまうと、PCのリセット機能が正しく実行できなくなり、エラーが発生してしまいます。そのため削除しないように注意しましょう。
また、ケースバイケースで削除しても問題ないファイルの一例は次の通りです。
Windows更新プログラムのアンインストールが不要な場合は削除しても問題なし |
アップグレード関連の問題がなければ削除して問題なし |
削除しても再生成可能 |
過去の起動しないトラブルが改善されてるなら削除して問題なし |
他のファイルも「使用しない」と判断した場合は削除しても問題ないですが、再生成できずにトラブルになる可能性もあるため、削除すべきかどうか事前にしっかりと考えておきましょう。
もしもご自身でクリーンアップを実施する自信がない場合は、専門業者に依頼するというのも1つの手です。ドクター・ホームネットではPCの設定からトラブルの対処、パソコンの状態診断を行なっております。
24時間全国どこでも、電話一本ですぐ駆けつけますので、お持ちのPCの不調を感じたらドクター・ホームネットにお任せください。
PCのクリーンアップが進まない時の対処法
PCのクリーンアップがうまくいかないときは、Windows Updateのクリーンアップをやめたり、システムファイルチェッカーでエラーを修復したりすることをおすすめします。この章では、こうしたPCのクリーンアップが進まない時の対処法について詳しく解説します。
Windows Updateのクリーンアップをやめる
クリーンアップをキャンセルし、「Windows Updateのクリーンアップ」を除外してから、再度クリーンアップすることでスムーズに進められる可能性があります。クリーンアップの途中でも、「キャンセル」ボタンを押すことで、停止することは可能です。
トラブルシューティングツールでエラーを解消
上記で除外した「Windows Update」をクリーンアップするため、トラブルシューティングでWindows Updateのエラーを修復しましょう。トラブルシューティングツールの実行方法は以下の通りです。
- 「スタート」を右クリックして「設定」を選ぶ
- 「更新とセキュリティ」を選択
- 左メニューから「トラブルシューティング」をクリック後、「追加のトラブルシューティングツール」をクリック
- 「Windows Update」を選択
- トラブルシューティングツールを実行
以上がトラブルシューティングツールを実行する手順となります。トラブルシューティングを終えたら、クリーンアップできるのかどうかチェックしましょう。
システムファイルチェッカーでエラーを修復
システムファイルに問題があり進まないケースだった場合は、システムファイルチェッカーでエラーを修復しましょう。そのやり方は以下の通りです。
- 「スタート」を右クリック
- 「WindowsPowerShell(管理者)」を選択
- ユーザーアカウント制御の確認が表示されたら「はい」を選ぶ
- WindowsPowerShellのコマンドラインに「sfc /scannow」を入れる
「完了して整合性違反を検出しませんでした」と表示されたら、修復できている状態です。その後、Windowsを再起動しクリーンアップできるのかどうか確認しましょう。
ストレージセンサーを使う
Windows 10には、ディスククリーンアップと似た機能の「ストレージセンサー」があります。クリーンアップがなかなか進まない場合は「ストレージセンサー」でクリーンアップを行ってみましょう。
手順は次の通りです。
- 「スタート」をクリック
- 「設定」を選ぶ
- 「システム」を選択
- 「記憶域」もしくは「ストレージ」を選択して「ストレージ センサーを構成するか、今すぐ実行する」を選択
- 「今すぐクリーンアップ」をクリック
この作業が完了するとディスクのクリーンアップと同様の削除処理を実施したことになります。
PCのクリーンアップができるフリーソフト3選
フリーソフトでPCのクリーンアップできるものがあります。もちろん前述した通り、Windowsの初期機能である「ディスククリーンアップ」を使う方法もありますが、ソフトを利用すればファイルの削除だけでなく、PCのパフォーマンスチェックや故障箇所がないかをチェックすることも可能です。
そこでこの章ではフリーソフトのダウンロードで老舗の「Vector」や「窓の社」で、定番のソフトとして紹介されたり、ダウンロードのランキングで上位にあるクリーンアップソフトを3つ紹介します。
CCleaner
「CCleaner」は外国製のソフトですが、日本語でも利用可能です。人気のある定番ソフトで、「使いやすい」と高い評価も得ています。
PCのパフォーマンスやセキュリティの向上を目指せる「ヘルスチェック」や不要な登録項目をクリーンアップできる「レジストリ」、「詳細クリーン」など様々な使い方ができることも特長です。
Wise Care 365
「Wise Care 365」は、主に以下の機能を備えているソフトです。
- 総合的に診断できる「PC診断」
- 不要ファイルを高速で検出し削除する「システムクリーナー」
- システムの安定性・高速化に導く「システムチューニング」
- 履歴消去などを行える「プライバシー保護」 など
クリーンアップだけでなく、システムの最適化やセキュリティの強化もできる優れものです。
めもりーくりーなー
「めもりーくりーなー」は、メモリーのクリーンアップに特化したフリーソフトです。設定をしたら定期的にクリーンアップをしてくれるだけではなく、確保したいメモリー量や解放時間を分単位で設定することも可能です。
また初心者向けのソフトながらも、「上級者向け設定」にも対応しているため、幅広い人におすすめです。
ドクター・ホームネットへのご相談はこちら。
システムファイルのクリーンアップも実施しよう
ディスククリーンアップはPC内の不要なファイルを削除し、ハードディスクの空き容量を増やしてくれますが、PCの不要なシステムファイルを削除する「システムファイルのクリーンアップ」もあります。
システムファイルのクリーンアップで削除できるファイルは以下の3つです。
- システムの復元ファイル
- Windows updateの際に使用した古いファイル
- シャドウコピー
PCに問題が生じた時に日にちを指定し、正常だった頃のPC状態に戻すために使用するファイル |
Windows updateの修正プログラムをダウンロードした際に利用したファイル。一度インストールすればそれらのプログラムは必要ないために、削除できる。 |
間違って削除したファイルや上書き保存をしたファイルを元に戻すことができる機能。 |
上記のファイルは大きな容量をとりますので、削除することでハードディスクの容量に余裕ができます。ただ、これらのシステムファイルはPCに問題が見られた時、正常だった状態に戻すことができる機能を持っています。
ですので、システムファイルを削除する時は本当に削除していいか、今一度確認してから実行しましょう。
もしも、「消していいかどうか自分で判断できない」という方はディスククリーンアップだけでも十分に不要ファイルを削除できるので、無理にシステムファイルのクリーンアップを実行する必要はありません。
ただ、深刻なデータ容量不足を抱えている人はシステムファイルのクリーンアップを実行することで劇的に動作環境が改善します。ですので、以下でシステムクリーンアップの方法を紹介するので、参考にしてください。
Windows 10でのシステムクリーンアップ手順
Windows 10では、以下の手順でシステムクリーンアップを行います。
- 画面左下Windowsマークの上で右クリック後、「エクスプローラー」を選択
- 画面左側のナビゲーションウィンドウから「PC」を選ぶ
- システムクリーンアップを行うドライブを右クリックして「プロパティ」を選択
- 「ディスクのクリーンアップ」をクリック
- 「システムファイルのクリーンアップ」をクリック
- 削除したい項目に「チェック」を入れる
- 「OK」を選択
- 「ファイルの削除」を選ぶ
Windows 8や8.1でも、「PC」を選んだ以降の手順は同一です。
Windows 7でのシステムクリーンアップ手順
Windows 7でのシステムクリーンアップ手順は、以下の通りです。
- 「スタート」ボタンを選択
- 「すべてのプログラム」「アクセサリ」「システム ツール」「ディスク クリーンアップ」の順にクリック
- クリーンアップしたいドライブを選び、「OK」 ボタンを選択
- 「システム ファイルのクリーンアップ (S)」を選ぶ
- 再度クリーンアップしたいドライブを選び「OK」 ボタンを選択
- 削除したい項目をクリックしてチェック
- 「OK」を選択
- 「ファイルの削除」を選ぶ
このようにWindows 10とほとんど同じやり方で、システムクリーンアップを実施できます。
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PCのディスククリーンアップをするためには、Windows搭載のディスククリーンアップを利用するだけではなく、ディスククリーンアップのできるソフトを活用する方法もあります。
また、Windows初期搭載の機能で、システムファイルのクリーンアップも可能です。システムファイルはPCファイルの中でも容量が大きいので、不要なファイルを削除することで、「PCの動作が遅い」などを改善できる可能性があります。実行時にはPCのOSがWindows 10やWindows 7の場合でやり方が異なるため、それぞれについて理解して進めましょう。
うまくクリーンアップが進まない場合は、トラブルシューティングツールでエラーを解消したり、システムファイルチェッカーでエラーを修復することが重要です。PCのクリーンアップを定期的に行うことで、パソコンも長持ちしますし、動作環境も改善できるのでPCを快適に使えます。
PCのクリーンアップや動作の改善ができなくてお困りのときはドクター・ホームネットにぜひご依頼ください。
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