本日2022年10月25日、iOS 16.1の配信が開始されました。iOS16のリリース以降発生していた大きい不具合の修正も行われている注目のアップデートです。 Show
今回は、iOS16.1で修正された主要な不具合の情報および、iOS16.1との差分に関する評判、そして、新たに発生している不具合についての情報を紹介します。 目次
iOS 16.1 アップデート本日2022年10月25日リリースされたiOS 16.1へのアップデート時に表示される公式の説明は次の通りです:
不具合の修正情報(公式)まず注目すべきは、「このアップデートにはiPhone用のバグ修正も含まれます」に記載されている不具合の修正情報です。 ここでは4つの修正された不具合が説明されています。
この中で特にこれまで報告の多さが目立っていたのはVoiceOverの不具合(日本語キーボード利用時の読み上げの問題)です。 その一方で、iOS16.1へのアップデートにより改善されている不具合はこの5つだけではないため注意が必要です。 その他の修正された不具合リリース直後の現時点では、iOS16.1特有の不具合の発生は目立っていませんが、リリース直後で遭遇するユーザーが多くないだけで今後、新たに遭遇・発見されることも考えられるため、その点に注意してください。 現時点では、以下の不具合報告があります: 背面タップが使えない(一部ユーザーのみ)一部ユーザーの間で、以前より設定し利用していた背面タップ機能がiOS16.1へのアップデートより使えなくなった、との声があります。 現時点で詳細や対処方法は分かっていませんが、問題の発生数が多くないため、iPhone本体の再起動や、一度設定で背面タップ(ダブルタップ・トリプルタップ)を「なし」に設定してから、もう一度設定し直すようにしてみてください。 ※背面タップの設定は、「設定」>「アクセシビリティ」>「タッチ」>「背面タップ」から設定できます。 変更内容に関する評判今回のiOS16.1リリース以降目立っている評判としては、以下があります。 バッテリーのパーセント表示の改善iOS16にて追加されていた、Face ID搭載端末でもバッテリーの残量をパーセント表示できる機能に関する改善が話題です。 改善点は2つで、まず、iOS16.0.xでは非対応だった端末からも、パーセント表示が利用できるようになる、対応端末の拡大が行われました。 そしてもう1つが、パーセント表示が有効の場合にも、バッテリー残量が減少するに従って、バッテリーアイコンの残量(横幅)が減る(短くなる)ようになりました。 パーセントの数値が表示されるようになったものの「ビジュアル的に残量の減りが分かりにくい」、というのがiOS16リリース直後に目立った評判で、パーセント表示を無効に戻すユーザーも多かったため、影響・反響は大きいようです。 設定アプリから壁紙設定がしやすくiOS16アップデートにてロック画面のカスタマイズができるようになりましたがその一方で、「設定」アプリの壁紙設定画面からは作成したロック画面を切り替えられないなどの不便さがありました。そこがiOS16.1にて改良されており、気が付いたユーザーから良い評判の声が聞かれます。 2022年9月13日未明、iPhoneのシステムソフトウェア(iOS)の最新版アップデート「iOS 16」がリリースされました。 これからiPhoneをiOS16にアップデートしようかと検討しているユーザー向けに、iOS16リリース直後の元時点で話題となっている新機能や、iOS16で新たに発生している不具合に関する情報を紹介します。 なお、まだiOS16(iOS 16.0)はリリースされたばかりであり、現時点で見つかっていない・目立っていない・発生していない不具合が今後発見される可能性も一般に少なくない状況であるため、これからアップデートを行う際はその点を加味するようにしてみてください。 ※その後、2022年9月19日更新。 目次
iOS 16 で新たに提供されている新機能(公式情報)iOS 16での新機能は、以下のiOS16公式ページにまとめられています。
「不具合の発生以前に、新機能についてまだ確認していない」という場合には、こちらの新機能の一覧を確認してみてください。 不具合ではないものの、新機能が結果「アップデートしたら困ること」となる場合もあるためです。 現在話題となっている新機能多数公式より案内されている新機能のうち、特に反響が大きくなっているのは以下の新機能です。 写真の被写体切り抜き機能が搭載iOS16に搭載された新機能の中でも特に話題となっているのが、写真や動画から、人物や物などを簡単に切り抜きできる新機能です。 写真アプリで切り抜きたい画像を表示した後、切り抜きたい対象を長押しするだけで自動的に輪郭が検出され切り抜き処理が行われるという手軽さからか、iOS16にアップデートして試してみるユーザーが多いようです。 手軽に一定以上の精度で切り抜くことができ、切り抜きの操作や活用自体が目に見える分かりやすものであるためか、目立って話題となっており、かつ、良い評判の声が目立ちます。 ロック画面をカスタマイズ可能にiSO16より、ロック画面をカスタマイズできるようになり、時計のフォントの変更や、ウィジェット(天気予報など)の配置が可能となりました。 ロック画面の高機能化はこれまでのアップデートでそこまで目立つものがなかった中での大型アップデートでかつ、目にする機会も多い画面が新たにカスタマイズできるようになったとのことで、カスタマイズ方法を調べて設定を行うユーザーが増加しています。 なおこの新機能と関連する、反響の大きい変更点として、時計のフォントが変更され、数字が太い文字で表示されるようになったことへの言及が多くなっています。ただしこちらに関しては前述のカスタマイズ機能を利用することで、設定変更が可能です。 文字入力する際にカメラ(文字認識)が利用可能にiOS16で文字を入力していると、「コピー」や「ペースト」ボタンの並ぶメニューの中に新しいアイコンのボタンが追加されており、そちらをタップすると起動する「カメラから文字を入力する機能」に偶然気が付くことがあり、気が付いたユーザーの間でだんだんとこの新機能が話題となっています。 起動したカメラを文字に向けると自動的に文字が認識され、「入力」ボタンをタップすることで入力を確定できます。まるでカメラをキーボードの代わりのように利用できる新機能です。 バッテリーの残量をパーセント表示可能にFace ID搭載端末でバッテリーの残量パーセントを確認するにはコントロールセンターを引っ張り出さなければならない、という状況が続いていましたが、iOS16でパーセントを表示する設定が可能となり、こちらも話題となっています。 しかし電池のマークの塗りつぶし部分が減らなくなったことで逆に「視認性が下がった」「数字をしっかり見ないと残量が分からなくなった」などとして、設定をもとに戻すユーザーも目立ちます。 その他の新機能・変更点・評判・不満などについて
iOS16のリリース以降、ユーザーの間で話題となっているiOS16で新たに発生している不具合や、不具合ではないかと言われている挙動を紹介します。 ※注意1:今後新たな不具合が見つかる可能性も考えられるため、慎重にアップデートしたい場合やメインで利用しているiPhoneをアップデートする場合(多くの場合アップデートしたいiPhoneはこちらに該当するかと思いますが)は、アップデートのリリース直後ではなく、少し時間を空けてからのアップデートをおすすめします。 ※注意2:またiOS16へのソフトウェアアップデート時には、データのバックアップを行っておくことをおすすめします。Apple公式のヘルプ内においてもソフトウェアアップデートの手順の中でバックアップを行うように案内されていますし、実際にバックアップを作成しておくと、万が一アップデート時にiPhoneが正常に起動できないような問題が発生した際にも、そのバックアップデータを元に復元する(リカバリする)操作を試すことができる可能性が出てくるためです。 Safariでパスワードの自動生成を利用するとフリーズするSafariでウェブサイトのパスワード設定画面を開いて「このWebサイト用に強力なパスワードが作成されました」が表示された後にパスワードの入力欄をタップするとSafariがフリーズして操作できなくなってしまう問題が発生しています。そのまま待つとSafariが強制終了し、パスワードの設定やアカウント作成がやり直しとなるのですが、やり直してもまたフリーズしてしまいます。 今後のアップデートで修正されるまでは、パスワード自動生成を一時的に無効化する方法などの回避手段が利用可能です:
3本指タップ時にツールバーが表示される文字の編集中でなくとも3本指タップでツールバーが画面上部表示されるようになり、ゲームアプリ等で3本指タップもしくは3本指タップと判定されるような操作を行う場合にその表示が邪魔になる等の問題が発生しています。
ライトが使えない(再起動で解消)ロック画面から利用できるライト(懐中電灯マーク)の機能が使えなくなった、との声が一部のユーザーから上がっています。 ボタンがグレーに表示されてしまい、ライトをオンにすることができません。 こちらに関しては、アップデート後にこの問題が発生した場合、一度iPhone本体の再起動を行うようにしてみてください。再起動後、普通に使えるようになった、との報告があります。 ロック画面にウィジェットが追加できない(言語設定切り替えで解消)ロック画面にウィジェットを追加しようとした際に、ウィジェットの一覧にアプリが表示されず、追加したウィジェットを追加することができない問題が一部のユーザーの間で発生しています。 こちらについては、iPhoneの「設定」アプリで「一般」>「言語と地域」で、「優先する言語」の一番上を別の言語に一度変更してから元に戻すことで表示されるようになる、という回避策があります。 画面回転をロックしているのに回転する/回転しなくなった画面の回転を設定でロックしているのに画面が回転してしまうことがあったり、その逆に今まで回転できていたのに回転できなくなってしまったり、といった問題が一部のユーザーの間で発生しています。 App StoreでFace IDが使えない(再度無効化/有効化を切り替える)App Storeなど、一部の場所でFace IDが利用できなくなる問題が一部のユーザーの間で発生しています。 この問題が発生した場合は、「設定」アプリを開いて「Face IDとパスコード」を開き、「iTunes StoreとApp Store」が勝手にオフになっていないかを確認したり、一度オフにしてからオンに戻す操作を行った上で再起動を行ってみてください。 モバイル通信が使えない・エラーになるiOS16へのアップデート後に突如Wi-Fiでしか通信できなくなってしまう問題が、一部のユーザーの間で発生しています。 この問題については、APN構成プロファイルの再インストールによって直った、との声が多くあります。 その他その他、以下のような不具合報告があります。
補足:「アプリがアップデートできない不具合」についてiOS16のリリース直後、「iOS16で利用規約に同意できずにアプリをアップデートできなくなる不具合が起きている」と話題となっていましたが、こちらはApp Storeの一時的な障害によるものであり、早朝4時30分に復旧したことが告知されています。 以下は、Apple公式のサービスステータスページの記載です:
非対応アプリに注意なお、個別のアプリに関して、利用したいアプリが現時点でiOS16に対応していない関係で、一部のアプリが起動できなかったり、正常に動作しない、一部機能が利用できない、動作がおかしい、等の問題が発生する場合があります。 そのため、特に重要なアプリを中心に、各アプリの公式サイトなどを確認し、iOS16に対応済みかどうか、iOS16アップデートを控えるように案内されていないか、等をあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
参考
公開日:2022年9月13日 iPhoneアップデート16のやり方は?iOS 16 や iPadOS 16 にアップデートする. 「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」の順にタップします。. 「今すぐインストール」をタップします。. iOS16 アップデート どうする?iPhone・iPadがiOS 16にアップデートする方法. Step1: 設定>一般>ソフトウェア・アップデートと選択します。. Step2: iOS 16の情報を確認してから、下にある「ダウンロードしてインストールを」をタップします。. Step3: パスコードを入力して、iOS 16をダウンロードします。. iOS16のアップデート条件は?iPhoneの自動アップデートはiOS16がリリースされており、深夜1時から5時の間にiPhoneを充電している状態でWi-Fiにも接続しているという条件を満たさないとアップデートはされないままです。
iPhone iOS 16アップデート いつ?2022年9月13日(日本時間)に「iOS 16」と「iOS 15.7」が配信されました! 今回のアップデートでロック画面を自由にカスタマイズしたり、背景から人物や動物など対象物を簡単に切り抜きできるようになっただけではなく、他にも便利な機能がたくさん追加されています。
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